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「いきなり何すんの!」
ぷりぷり怒る響
ビキビキッ!!
響の直ぐ後ろの木数本が倒れた
「なっ!何今の!?」
「チッ…避けたか…まぁいいや、俺の『手刀・空閃』を見てビビったか?」
「手刀…あんた…何なの?」
「…改めまして俺は傭兵暗殺忍刀『無手の蜀』生きていたら以後よろしく。」
「なっ!」
響は後ろに下がるが木の幹に足をつまずかせ転ぶ
「痛っ!……って」
もう目の前に立ち塞がる蜀
「恨むなら依頼人にしてくれよ」
っと空閃の構えに移る蜀
ぐっと目を閉じて堪える響
その刹那
ビュ!
「!」
蜀は後ろに下がる
カッカッカッ!!
っと地面に刺さるクナイその持ち主は…
「龍奏!?」
「ったく何厄介事持って来てんだテメーは」いかにも面倒くさそうな面構えである
「っしかし何で稲葉を追放されたあんたがこんな所にいやがる…小鳥遊家に入りにでもきたか?」
ピクッと眉をしかめるが
「バカを言え俺は仕事してるだけだ」
嘲笑うかの如く対応した蜀
「バカはどっちだ?…主とも呼べないような輩から金のために自らの手を血溜まりに突っ込むとはな…俺には出来ない芸当だよ」
龍奏が皮肉を言う
「…そーかいお前達のような者とは所詮相いれないものだ…やはり傭兵よろしく目撃者必殺と洒落込もう…」
「…!…伏せろ響!!!」
ズバァン!!!
「また!木が!」
「テメーどういう原理してやがる」
少し油汗を垂らしながら言う
「ん…これか?これはなぁ鎌鼬の力の応用だな、つまり光速の速さで腕を振るうと一瞬だけ空気の無い層が出来るこれをそのまま飛ばしてるだけだ…まあ原理がわかった所でどうこう出来るもんじゃねぇさ…」
「…なら全部撃ち落とすまでだ!!」
背中に背負っていた可変武器『盃姫』を取り出し、そして
ジャキン!刃をだした
「こちとらエキスパートとしてのプライドがあんだ!、こっから先はガチでいくぜ!!」
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