夏達(ケケ×36)

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「う~…おーたけぇー…」 すると名前を呼び終わったと同時に、 楽屋のドアがまた開いた。 立っていたのは缶コーヒーを持った大竹だった。 「何?呼んだ?」 「…どこ行ってたんだよ?」 「自販機」 「何で?」 すると大竹は小さく笑って、 俺の目の前に缶コーヒーを置いた。 「オシャレじゃねぇおっさんはこれでも飲んでろ」 そう言って意地悪く笑ってみせた。 ああ、良かった。 怒ってないみたい。 「…わざわざ買ってきてくれたんだ?」 「飲み物欲しいんじゃねぇのか?」 いや、別にそういう訳でも無いんだけど… でも、うーん…何て言うか。 「はは、」 安心からか、 一気に気が抜けた。 そうかそうか、 俺のために出てっただけなんだ… もう俺本当にあとちょっと遅かったら泣くとこだったよ。 「何だよ、いらねぇなら返せ」 本当、大竹ってばオシャレだわ。 カッコ良すぎんでしょ? 「ううん、いる!」 (自慢の恋人です) end. ----- “怒らせた”って思う時、やたら緊張しますよね。笑 我が家の大竹さんは相変わらず三村さんに過保護です。笑 ちなみに、ミント味のコーヒーです。
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