綺麗な言葉が大嫌い

きっかけ

私は、小学生の頃からＶ系バンドが好きだった。

……まぁ、その時は今で言う音源ギャで、メンバーの顔とか名前も知らなかった。

それでもＶ系好きのせいで、Ｖ系は気持ち悪いと偏見を持っている周りからは、私はイロモノ扱いだった。

中学生になって音源だけじゃなく、メンバーも大好きになって、見た目もＶ系っぽくなりたかった私は、ますます周りからイロモノ扱いされた。

「お前ってＶ系好きなんだろ？」

「そうだよ」

「きめぇ…」

ボソッと呟かれた。

私は、自分が悪いことをした気分になった。

でも言い返してあげた。

「てめぇのビジュアルが悪いからってＶ系僻んでんじゃねぇよ」

私はこの一言のおかげで苛めにあった。