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翌朝………
「光輔くん、おはよう」
「沙織か。お前は、毎日毎日朝から元気だよな」
「フフフ。私は元気が取り柄だもの」
光輔と呼ばれた少年と話す、沙織と呼ばれる少女は、通り過ぎる私立夢見ケ崎学園の生徒たちから、奇怪な眼差しを剥けられている
「沙織、迷惑だ。幼なじみだからって、いつもいつも話し掛けてくるんじゃねぇよ」
そして光輔は、学園とは反対方向に駆けていく
「っ。光輔くんっ、どこに行くの!?学園とは反対よっ!!?」
「沙織には関係ねぇだろ!!」
光輔はこうして、何度目かわからない、サボりをするのだった
(光輔くん………)
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