1.光輔の運命

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翌朝……… 「光輔くん、おはよう」 「沙織か。お前は、毎日毎日朝から元気だよな」 「フフフ。私は元気が取り柄だもの」 光輔と呼ばれた少年と話す、沙織と呼ばれる少女は、通り過ぎる私立夢見ケ崎学園の生徒たちから、奇怪な眼差しを剥けられている 「沙織、迷惑だ。幼なじみだからって、いつもいつも話し掛けてくるんじゃねぇよ」 そして光輔は、学園とは反対方向に駆けていく 「っ。光輔くんっ、どこに行くの!?学園とは反対よっ!!?」 「沙織には関係ねぇだろ!!」 光輔はこうして、何度目かわからない、サボりをするのだった (光輔くん………)
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