いつもの日々

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席につくと同時に 窓際のあのコを見る―。 高校3年でようやく 初めて同じクラスになれた 早瀬 咲姫 【はやせさき】 俺の女神様! あの大きな瞳! ピンクい唇 サラサラのショートカット 話したことはないけど もぉ~好きです。はい。 一目惚れってやつかな 「まーた咲姫のことみてる」 夕夏に指摘され ハッと気が付く また見とれてたぜ。 マイエンジェルガール! ま、俺のものじゃ ないけど… 「ま、たしかに かわいーわな」 「隼人まで! あんたら2人! にやけるな!」 「くく、隼人…。」 「勇者…口開くなよ。」 そう、俺は 知っている 隼人は夕夏のことが 大好きなのだ! 俺は飛びっきりの 笑顔で隼人に 言ってやる 「言わない言わない 大丈夫大丈夫!」 「せんきゅー勇者」 「ちょっとなに!? なにを言わないの?」 俺ら2人は口を そろえて言う 「男だけの 秘ー密!!!」 「もー!!!」 ははっ 「それよりさ、 夕夏、咲姫ちゃんの メアド俺にも教えてよ」 「いーだ!!! うちの親友の メアドは教えません! あっかんべーっだ!」 きれいな舌… ん、たしかに 夕夏もかわいい…。 だめだだめだ! 俺は咲姫ちゃんだけを 一生愛すぜ~ はっ!!! また見とれてた…
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