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『こっちの重要なカードは〝タナトス〟とあの喧しい〝探偵娘〟だ。装身具は、言うまでも無いがな』
『あ、そうだ。うん、忘れてた。その探偵娘──ルーイだったよね？ なんだかその娘にやたらと執着してる死神が居たよ。うん、あれ強い』
『死神？ ギルドん中で強いって奴かいな。けど爺さんやん』
『あの情報は偽物だね。うん、裏工作。正体は良く分からないフェミニストだよ。うん、けど強かった』
『クィンハートが腕ヲやラレる相手かネ。なルホど、中々ノ手練れダ』
『……執着……説明』
『説明言うても、恋しとる相手ゆうだけどすえ？ まぁ、並々ならぬ執着なんは確かやったけどなぁ』
『……放っておけ。どうせ娘はこの空間に居るんだ。関係無い』
『サスケの言う通りだな。我らはさっさと、装身具を揃えるだけだ』
『ふん。なんや、えらい急いどるやんけ。やっぱし後継者の事気にしとんちゃうん？』
『なに……出口が見えたら、走りたくなるだろう？』
『出口？ 普通さ、そこはゴールじゃないの？ うん、疑問』
『良いんだよ。〝我〟にとっては出口でな』
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