白き夜叉

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神「……ごめんアル。」 攘銀「別に気にしちゃいねーよ。それよか、あんま外出んなよ。危ねーだろ。」 新「……銀さん。」 攘銀「あ、何?」 神「銀ちゃんのバカヤロー!」 攘銀「え、何?何なの?」 新「少しは自分のこと心配しろ!」 神「もっと自分を大切にしろヨ!」 新「もっと頼ってくださいよ…!」 神「確かに私達は弱いアル。でも、少しは頼れヨ…!」 段々と神楽と新八の声に泣きそうな色が出ていた。 攘銀「………。」 攘銀は驚いて目をまん丸ににして動かなかった。 新「……僕達が言いたいのはそれだけです。」 神「心配してくれてありがとアル。」 そして二人は出ていった。 攘銀「ハハッ。」 攘銀は軽く笑うと後ろに倒れた。 攘銀「……なんでこんな俺なんかに、あそこまでしてくれるんだよ………。」 攘銀は今にも泣きそうな声で言った。
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