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「うーん、肉まんとか置いてほしかったなー」
色鮮やかな料理を見て呟く。
チキンを食べていると後ろから足音がした。
そして声を掛けられた。
「あら、松尾葵じゃない」
嫌な声に視線だけ向けると……ジャイ〇ン、スネ〇、の〇太みたいな三人組の着飾った巫女の女の子達がいた。
彼女達はやたらと姫になった私を妬んでいた(私の神々の儀式では凄かった…)
「親のコネで姫になって随分楽しそうね」
嫌味……完全に嫌味。
でも仕方ないのよね、巫女は姫になれなかった力がある人を言うから…
「…雪村様にも媚びを売るなんて最低よ!!」
雪村様……湊様の一族は強いし可憐で巫女の憧れ。
……だから怒るのは当たり前だよね。
今の雪村家の姫は………アレだけど…
「弱いくせに姫を名乗らないでよね!」
「……弱い事は否定しないけど、でも…親のコネじゃ…」
「葵様を苛めるんじゃねー!!」
横から何処からか出てきた和希が割り込んできた。
三人組の女の子達は嫌そうな顔をしていた。
「あんた、確か松尾葵の守護者?」
「アンタなんかに関係ないわよ!!引っ込んでなさいよ!」
和希が女の子に圧されてる(自分の守護者ながら、情けない)
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