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「っ!!きれー」
桜の花びら舞う季節。
そう
季節は春。
春といってもまだまだ冷え込む季節...
「香音(かのん)!!音羽香音!!」
「あ....はいっ!!!」
「何をしている。早くよめ」
なにって...
桜見てるに決まってんじゃん
「香音!!」
てか今国語の授業中だったんだ
「音羽香音!!」
香音は溜め息をつき
渋々立ち上がり、文をよんだ。
教室中の視線が香音にむけられる。
香音が文を読み上げる途中で授業は終わってしまった。
授業が終わり、ザワメく教室。
殆どの生徒の会話は香音の話だ。
「今日香音ちゃん読んだじゃん?めっちゃ可愛かったんだけどっ」
「あたぼーだろっ!!俺の香音ちゃんだぜ?」
「だれがお前のか」
と男子...
「ねぇ香音ちゃん可愛かったよねぇ!!顔ちっちゃいし足ほそーい!!」
「だからだから!まぢ可愛いすぎる」
と女子...
香音はそんな教室にいずらくなり、外に出た。
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