第一章 桜の花びら舞う頃に...

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「っ!!きれー」 桜の花びら舞う季節。 そう 季節は春。 春といってもまだまだ冷え込む季節... 「香音(かのん)!!音羽香音!!」 「あ....はいっ!!!」 「何をしている。早くよめ」 なにって... 桜見てるに決まってんじゃん 「香音!!」 てか今国語の授業中だったんだ 「音羽香音!!」 香音は溜め息をつき 渋々立ち上がり、文をよんだ。 教室中の視線が香音にむけられる。 香音が文を読み上げる途中で授業は終わってしまった。 授業が終わり、ザワメく教室。 殆どの生徒の会話は香音の話だ。 「今日香音ちゃん読んだじゃん?めっちゃ可愛かったんだけどっ」 「あたぼーだろっ!!俺の香音ちゃんだぜ?」 「だれがお前のか」 と男子... 「ねぇ香音ちゃん可愛かったよねぇ!!顔ちっちゃいし足ほそーい!!」 「だからだから!まぢ可愛いすぎる」 と女子... 香音はそんな教室にいずらくなり、外に出た。
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