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シドはマチュピチュから離れ、山を下る途中で体に今までに感じた事がない衝撃音が走った。
マチュピチュの方角を見て見ると、とても大きな黒煙が上がっていた。
シド「何だ…!?
まさか…!シナプスの奴らが…!」
シドは羽を広げ、大急ぎでマチュピチュに向かって飛んだ。
そして、シドは街の惨劇を目の当たりにすると、黙ってしまった。
シド「……………。
全く…、何で俺は運が悪いんだ……」
瓦礫の中を歩むとシドはマスターを遺体を見つけた。
その瞬間から涙が止む事はなかった。
そして、シドはマスターが手に持っているカードに気付いた。
それはマスターが最後に残したメッセージだった。
シド「マスター……。」
メッセージはシドの記憶のなかに記録された。
-メッセージ-
シド……、
貴方はマチュピチュで雄一、戦闘タイプのエンジェロイドなの…。
シドの力なら、いずれ……
シナプスを変えられるわ…。
そして…、シナプスのエンジェロイド……
『空の女王』は赤い目をした天使で……
あれは、大量破壊兵器。
シナプスを野放しにしてはいけない…。
また、地蟲の科学が発達してエンジェロイドを造ったら…地上が滅んでしまう…。
シドは、マスターからの最後の命令を……
シナプスの破壊と空の女王抹殺…と受け取った。
それから、シドは街にある使えるカードを集め…
背中の羽をたたみ…
マチュピチュの町を後にした…。
そして、シドは振り向き様に告げた…。
「さようなら……
マスター………。
俺は…………
シナプスを許さない。」
-過去編・完-
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