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松本「あの頃の澤登でもそれは凄いの」
松本は当時の征吾の実力を思い出しながら話す。
今の征吾とは雲泥の差があるとは言え、寝技は洗練されつつあったのだ。
和哉「今やったらどうなんや?」
征吾「それはやってないんでわかりませんよ。
でも……」
征吾は一瞬の間、頭でシュミレーションしていく。
そして悟った顔をした。
征吾「多分、勝てない……
と思いますよ」
征吾はため息をついた。
石川「そんなにか」
氏家「でも、もう6年以上前の話やろ?
わからんやろ?」
征吾「わかりますよ」
征吾は笑いながら話す。
氏家「やりもせんで、なんでわかるんや?
」
征吾「そりゃあわかりますよ。
2年半前まで練習してましたから」
小幡「そういうことか」
征吾はフフンと笑い続ける。
征吾「さすがにソッコーって訳じゃないけど、それでも勝てなかった。
あの頃と寝技自体の技術が大幅に上がってるとも技が増えてるとも思えない。
ってことは勝てない。
それよか向こうの方が密度の濃い相手と練習して新しい技術身につけてとやって前より差がある確率の方がが高い」
、
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