プロローグ

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 そもそも練聖術師とは、精神を鍛え、自然界に存在する聖霊の言葉を理解し、力を得て、医療、科学技術開発の為に特化した魔法とは少し違う近代魔術の事、なお、その術者を練聖術師またの名を聖霊魔術師と呼ぶ。  そして、長い年月を得て2342年、世界中の各国は覇権を賭けた大乱世を迎えようとしていた。    神聖アールガウディズム帝国は武力国家に、力ずくで王座を奪わなければならなく、中華連邦は次の当事者、総司令官を決める選挙を、神聖ローマ帝国はブリタニア皇国になり、法治国家として建国した。権力と支持を手に玉座を狙う覇権争いが続いていた。    こんな中、一人の青年が杞憂気ままに空を駆け巡り、今の世を見続けている、その青年の名はクロウス・スカイロード、国籍不明、両親不明、出身不明の銀髪銀眼の風の精霊の神の契約者にして練聖術師である。今まさに世界の命運をかけた争いが始まる。
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