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春蘭には秋蘭、季衣には流琉、風と稟は本陣となると残るのは霞なんだが……。
「霞には一度敵を突き、後ろまで誘った後夏彦殿達と交代。その後一度下がり、敵本陣を奇襲してもらいたい。その間は夏彦殿達で食い止めます」
「わかった!気張りや夏彦!一人で!」
まぁ、こうなるわな。
「あぁあぁわかったわかったよ。やればいいんだろやれば」
半ばヤケになりながら頭をかきながら返事をする。霞の口なら春蘭は確実、上手くいけば季衣と鬼兵隊はなんとかいくだろう。恋は厳しい、というかよっぽどじゃないと無理だがな。
「霞の口なら、姉者はすぐにひっかかるだろうな。敵としての今なら嬉しいが、何とも複雑な気持ちだな」
「まぁそれが春蘭の良いところ?なんじゃないか?自分に正直なとこ」
「何故疑問符つきなのですか兄様」
だって……ねぇ?
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