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― 保健室 ―
――ガラガラ。
響「やぁやぁ楓くん、おひさ♪」
扉を開く音と共に、白衣を着た男が部屋に入って来た。
オレが、何故こんな男と顔をあわせているかと言うと――
楓「馴れ馴れしいんだよ。だいたい何が悲しくてお前の顔を見なきゃなんねえだよ。んで、用件はなんだ?」
俺が保健室に来た理由は、この変態が一大事だと騒ぐからだ。
それも俺に関係することだと。
響「さて、問題です。呼んだ理由はどれでしょう?」
楓「・・(プチッ)」
響「1、真ちゃんの記憶が無くなった」
楓「・・ハァ!?」
響「2、真ちゃんが幼児化した」
楓「ちょっと待て、全部まこと関係なのか!?」
響「3、――」
『おじちゃーん、おなかすいたぁ』
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