~壊れていくもの~

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ガチャ       「…」       バタン     無言で家を出て行く少年。       いつもの様に学校に向かう。       「ォハョー✨✋」     クラスの仲間から声をかけられると少年からは暗さが消え、笑顔で明るく     「ォハョー✨✋🎵」     同一人物とは思えない…     少年は友達も多く明るく元気で学校ではいつも周りに友達がいた。    友達に「ケイ(少年)はいつも楽しそうだね😃ケイみたいになりたいよ☀」   そう言われていた。     ケイは幼い頃から転校が多かった。小学校⑤年生になって今の町に引っ越し、今は中学①年生になった。     ケイ「毎日楽しいよ😃学校にいてもみんながいるしね✨」     ケイは決まってこう言っていた。     ケイはみんなに嘘をついていた。   本当は何をしていても、誰といてもつまらなかった。   ただ、それを人にしられたくなかった。     自分の心の中の扉は決して開く事はない。     自分は独りなんだ…     独りで強く生きていかなければ…     ただひたすらに生きる。それだけを考えていた。
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