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俺もナオキみたいになりたい…。
いつの間にかそう思っていた。
段々と不良仲間とは離れていき、ナオキといる時間が多くなっていく…
ナオキ「ケイ。お前ベースやってみないか?」
いきなりだった。
ケイ「俺が出来る訳ないじゃん!!」
ナオキ「いいからやってみろよ😃」
そう言うとどこからかベースを持ってきてケイに渡した。
ケイ「こ、こうか?」
慣れない手つきで弾いてみる。
ナオキ「こうだよ。 そう。やれば出来るじゃん😃」
ケイ「お、おう」
ケイは嬉しかった。
少しでもナオキに近付けた気がしたからだ。
ナオキ「ケイが上手くなったらいつかバンドでもやるか」
ケイ「ァハハ😃それ面白そうだな🎵」
ナオキ「おっ。お前の笑った顔初めて見た🎵良い顔出来んじゃん」
ケイは気がついた。
自分にとって大切な人はナオキなんだ。
ナオキの前だと自分が出せる。
ナオキの前だと素直になれる。
ずっとナオキと親友でいたい…
ケイはナオキを失いたくなかった。
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