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少年はまた心を閉ざした。
少年はまた笑う事を忘れてしまった。
また独り…
少年は孤独を感じていた。
『失う』と言う怖さを知ってしまった…。
少年はひたすら歩く。
ただがむしゃらに…。
一体僕ガ何ヲシタ?
僕ワイケナイ事シタ?
何故僕カラ大事ナモノヲウバウノ?
失って傷つくなら始めから作らなければいい。
少年の心はねじ曲がっていく…
運命は少年に何を望むのか?
それは誰にもわからない…。
少年の闇は深まっていくばかり…
唯一少年を生かしているのは親友との約束…
「俺の分までダチ作れよ…」
「イイ男になれよ…」
少年の心に深く刻み込まれた約束…
どうすればいいのかもわからないまま時だけが過ぎていった…
少年の時だけを残して…
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