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空乃優真(ソラノユウマ)、俺の目の前に現れた美少女だ。
優真「………なに?」
俺の視線に気付いたのか此方に歩いて来て顔を覗き込む、俺は慌てて視線を反らした。
俺「いや…、何でも無いよ」
不思議そうに眉間にしわを寄せる優真、何を考えついたのかニッコリと笑うともっと顔を近付ける。
優真「えい…」
俺「だっ、んわぁ!」
頭突きをされて後ろ向きに倒れる、そこまでしか覚えていない。
倒れた後にどの様にしてパジャマに着替えて家で寝ていたのか、お昼から夕方までの記憶がすかっり無くなっているのだ。
優真「起きた…、お腹空いてる?」
俺「…………、コレは夢か何かなんだろうか」
優真の反応は薄いので充分に考える時間がある、何故かエプロン姿で俺の部屋にいる優真を考えてみることにした。
俺「訳がわからん…、昼間からの経緯を簡潔に説明してくれないか…?」
少しの間に考えてみたがわからない、こんな時は知ってそうな人物に聞くしか無い。
優真「えっと…お昼から気絶してて今起きた、ここまでは私が運んだ」
俺「ありがとう、一応分かりやすい…」
それでは誰がパジャマに着替えさせたのか、窓から入る風によってシャンプーまでしている事もわかってしまった。
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