最終章

47/76
1270人が本棚に入れています
本棚に追加
/760ページ
白井さん達が戻ってきた。 彼女も頬を紅潮させて、すごく良い表情。 「お疲れさまでした」 「あ、ありがとうございます」 「歌声がすごく素敵でした」 「わあ、ほんとですか?嬉しい~」 フワッとした話し方だけど関西系を感じる。 最近、いい歌を歌うのは関西の人達が多い気がする。 負けてられないよね。 しばらくして、 「moon rabbitsさん、お願いします」 スタッフが呼びに来た。 「さあ、行こうか」 「音楽を楽しみましょう」 「頑張ります」 「やっと飲めるわね」 みんなで気持ちを引き締めて、まだ暗いステージへの階段を登った。
/760ページ

最初のコメントを投稿しよう!