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読者の皆さま、まずは読破していただいたことを心より感謝申し上げます。
お久しぶりです。天城煌夜でございます。
前作と違い、今回は明るく幸福に満ちた終わりとなりました。
そして何よりも、安藤弘樹君の旅の終着点でございます。
前作から続いた彼の旅路も終わり、私は心から弘樹君に
「お疲れ様。ゆっくりと休んでください」
と、言ってあげたい所存です。思えば彼の旅路は苦難の連続でした。
書いている作者自身も、今にして彼のことを想うと心に迫ってくるものがあります。
さて、今回は前作の続編となるわけですが、外伝のキャラクターやストーリーもかなり踏襲した形となりました。
弘樹の義妹であるアリス、そして彼女とナイトの関係など。
そして今回の敵であるモレク。
前作は理想世界における光と闇に焦点を当てましたが、今作では世界そのものが相手となりました。
最近の報道を見ていると、世界中が天変地異に見舞われています。
私はあれらが世界の怒りであると思えてなりません。
世界にだって意思はある。その意思の表れが、モレクであったわけです。
敵に回したくないですね……。
さあ、なんといっても今作では、ヒロインであるキヌアが復活を遂げました!
出番はあまりありませんでしたが、作者としてはインパクト十分であったと思います。
とはいえ、失った命も多かったですが。
兎にも角にも、安藤弘樹の物語はこれでお終いです。
彼が剣を握ることは二度とありませんし、きっと、愛するキヌアと面白おかしく幸せに生きていくことでしょう。
それでは、また別の作品で御目にかかれることを切に願い、ワタクシの御挨拶とさせていただきます。
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