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まだ肌寒いこの夜に…
明日こそはと春を待ち…
ただこの胸の高鳴りだけを、
抑えきれずに眠りについた…
またこの季節にと…
微笑んでくれた別れの夜…
きっと明日…
春が来ればまたキミと笑い合える…
そう思えるだけで幸せだった…
春の日差しが眩しすぎて…
キミの顔が霞んで見える…
頬を流れる泪は拭わずに…
ただキミだけを見つめ…
風が泪を拭ってくれるのを待っていた…
一度だけ瞳を閉じて…
あの時別れた想いを、胸に閉じ込めて…
優しい笑みを浮かべたキミを…
抱きしめた…
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