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「ご馳走様!!じゃ行って来る」
「行ってらっしゃい」
瑠璃は律儀に玄関まで俺を見送ってくれた。
そして通学路を爆走中。
俺達が住んでいるのは天満市と行ってまあまあ都会だ。
俺家から学校まで約10分と言ったところだ。あと瑠璃は中学3年生で今日は何故か知らんが休みらしい。
「朝見た夢って何だろう?よく見るからなぁって、うぉぉぉぉー!!」
そんな事を考えている暇はなかった。
俺は叫びながら走っている。
傍から見れば狂った人にしか見えない。
「誰か!たすけてください!!」
「!!?」
爆走中に女の子らしき声が助けを求める声が聞こえた。
「どこから?」
「やめてください!!」
建物の奥の方から聞こえる。
時間はないが……ってもう遅刻してるし、今さら何分遅れてもいいか。
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