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手紙は何度も読み返していた
紙には涙の跡があちこちに付いていた
急に眩しくなった
日の出だった
日の出と共に強い風が吹いた
「もぅ~また恥ずかしい文読み返して~」
後ろから声が聞こえた
「恥ずかしいなら書くなよ」
「あの時はそれが精一杯なの!」
「じゃあこれからはもっといい伝え方があるの?」
「もちろん!
毎日隣で聞かすんだから!」
「じゃあ聞かせてもらおうかな」
オレは笑った
きっと話していた相手も笑っていただろう
奇跡は終わらない
初恋が在り続ける限り、
オレと君の思いが有る限り
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