序章

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『さぁ…目覚めなさい……』 「また、この夢かよ」 見慣れた天井を見つめながら伸ばしていた手をゆっくりと下ろす 最近…というか小さい頃から同じ夢を見る 初めて見たのは確か五歳のとき 初めて見た夢とゆうこともあり父さんや母さんに「なんかの御告げがきた」とはしゃいだものだ それからも一年おきぐらい見ていた夢も中学校入学と同時にだんだんと日が短くなり今では二日に一回のペースで見る こうなってくると小さいときの言った『御告げ』がきたんじゃないかと思ってしまう まだ少し眠いが体を起こしリビングに向かう
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