5233人が本棚に入れています
本棚に追加
/458ページ
病院の手術室に運ばれた花梨を見届けると
そのまま警察に事情聴取された
花梨の容態は銃を三発うけたらしい
肩と腕と脇腹
急所はさけていたものの出血は酷く重体だそうだ
『死ぬ…かも……』
す「総司、桃山やけどな…死ぬかもしれんねんて……」
泣きそうなすすむの顔を見た後手術室の前に座りこんでいる総司は虚ろな瞳で呟いた
総「朝…朝まで元気だったんです」
すれちがって言葉もかわさなかったけど
総「桃山さんにちかずくのが怖かったんです」
桃山さんの為だと思って桃山さんから離れたつもりだった
だけど
違う、俺が怖かったんだ。
近寄っていずれ離れていかれるのが
壊してしまうのではないかという思いが
だけど
もう…手遅れだった事に離れてきずいたんだ
はじめて出会った時からすでに俺は―…
総「死ぬはずがないんです」
俺がもしさけられるような事をしていなかったら
うたれなかったかもしれない
一緒に学校通ってたらこんな事にならなかったかもしれない
総「だって、考えられないじゃないですか?桃山さんと会えなくなるんですよ?」
す「そんなん言っても、あいつも人間やんか!!」
最初のコメントを投稿しよう!