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『………』
ここは何処だ？
俺はここで何をしてる？
目が見えない
体を動かすと激痛が走った
『……ッ』
…あぁ
そういや
呼び出されたっけ
どこぞの高校生に…
ボコられたんだっけ
袋にされて…
油断してたよな…
今度会ったら、お礼しないとな…
とにかく
ここから出なきゃ…
………くそっ
目が開かなきゃ
どうしようもねぇ…
俺は、やけに重い目蓋を
一生懸命開いてみた
１cmも開かない視界で俺はまわりを見渡した
ここは何処だろう
何処かの倉庫か？
地面に手をつき
起き上がる
『……ッ!!』
さっきと同じく
激痛が体を襲う
『ちくしょう
情けねぇ…』
痛む体を
引きずる様に歩きだす
本当に何処だ、ここは…
狭い視界で見渡した所はどうやら空き地らしい…
塀でまわりを囲まれた
大して大きくもない空き地…
端にはこれから使うのか
木材が立て掛けてあった
………
とにかく
ここを出なきゃ…
知ってる場所に出なきゃ…
俺が体を引きずるように歩いていると、目の前に人影が現れた
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