第一章 仲間たちとの出会い

4/4
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
1000 米軍基地前 「よし!戦車部隊!砲撃準備!目標、米軍基地!撃てぇぇぇ!」 時間通りに作戦が開始された。伊佐治の部隊は前線の兵士の攻撃になった。 「撃ちもらすな!撃て撃てぇぇぇ!」 銃声が基地の中に響き渡る。日本軍も、米軍も、多くの人が悲鳴を上げ、多くの人が死んでいく。しかし、伊佐治、ジョニー共に、特別な感情は抱かなかった、心の中にあったのは、死への恐怖のみ、ここで撃たなければ、自分たちが死ぬ・・・無意識にそう考えていたのであった 「よし!第一小隊から基地内に突撃!指令部を落とすんだ!」 この一声で彼らは一斉に突撃した。死体を踏みつけ、目の前の敵を撃ち殺す。それでも、止まらない、止まれないのだ、止まったら自分たちが死ぬ。そう考えるしか、彼らには出来ないのだ。何故なら死にたくないからだ。故郷の親に助けを求めても、助からない。 「うわぁぁぁぁ!母さん!」 自分の親の名前を叫んでも無駄なのに、叫びながら死んでいく者達、彼らは何を考えていたのか・・・、分からないまま兵士達は息を引き取った。そんなことも気にせず、伊佐治とジョニーは進む。 ・・・そして、戦闘が始まって2日・・・、戦闘は終わった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!