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「気にしないでください。」
その人達は私の言葉に自然な笑顔を浮かべた。
その笑顔は本当に自然で私は全く恐怖を感じなかった。
少しだけ部屋の雰囲気が和やかになった時マサトさんのケイタイが鳴り響いた。
「・・はい。・・分かった。」
マサトさんはケイタイを閉じると蓮さんを見た。
「準備ができました。」
その言葉を聞いた蓮さんが真剣な表情で頷いた。
それを見たマサトさんがリビングのドアの前に立つ人達に視線を送った。
頭を下げリビングを出て行く人達。
それから5分程して蓮さんが立ち上がった。
「美桜、行くぞ。」
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