『風の手紙~遥かな君へ~』

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 心に映る懐かしい風景の中を歩く。  優しさに包まれて、楽しさに抱かれて、君の待つ遥かな世界へと向かって。  風に吹かれて揺れる草木の道。  空に流れる大小の雲を見つめる。  どこに行くの。  どこまで行くの。  問いかける度に姿を変える。  どこに着くのか。  どこまで行けるのか。  それは誰にもわからないこと。  雲のように流されて。  君に会える日が来た時に、同じように心変わらずにいられるかな。  遥か彼方で待ってる君に、風に乗せた想いの文を送ります。  風に吹かれ、君に届け。  海を越えて、大地を流れて。
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