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俺は一人ソファに座りテレビをつけた。
『宏太くんは本当にクールだよね。』
『そうですか?』
司会者に無表情で返す。
『普段もそんな感じなの?』
『はい。常に』
宏太は少し冷たそうな表情をした。
クス、
俺はクスリと小さな笑みを漏らした。
頬が内側から押される感じ。
「ただいまー」
その時玄関から明るい声が聞こえてきた。
「宏太、おかえり♪」
宏太の笑顔に俺も最大の笑顔で返す。
「宏太、ご飯出来てるよ!ご飯にする?お風呂にする?
それとも…………お・れ?」
さっきの笑顔に更に笑顔を上乗せした。
「ば、ばかぁッ////え、と…んーと
ひかるが、い…いなぁ///」
テレビではクール
でも俺だけの前ではチョコレートにアイス、コーンフレーク、生クリーム、うん、そうだな超甘いパフェのようになる。
愛しい宏太は今日も家ではスウィートパフェのような甘い笑顔を俺に向けてくれる。
家ではスウィートパフェ
FIN...
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