明日晴れたら…

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    機械的な電子音に気付き、電話にでる   『もしもし?』   「おー。」   突然の電話に驚きつつも、少しニヤける   「いきなりどうした?」   と、問うと   『声、聞きたかったから』   と返事が直ぐ様帰ってきた。   (嬉しい…――)   顔にも声にも出さないけれど、そう感じた     (俺もお前の声、聞きたかった)(なんて言えないけれど)     心は繋がっているんだな、と思うと、顔が熱くなった。   『もしもし?聞いてる?』   「あ、あぁ…」   『ならいいけど…。オヤスミ、大好きだよ』   「あぁ、オヤスミ」  "俺も好きだ"と言えずに電話を切った          明 日 晴 れ た な ら     (朝一番にお前に逢いに行こう)   逢えないとお前の温もりを忘れてしまいそうだ、なんて言い訳がましく言いながら お前を強く抱き締めよう   (大好きという気持ちをぜんぶ)(抱き締める腕に込めながら)            
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