第3話 氷の心

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(白視点) 氷は次第に俺の体を侵食しだした。もうじきすべてのみこまれて終わるだろう。 もうなにも考えたくない。これ以上苦しむんはもうたくさんや。それにこれであいつを・・・井上を解放してやれる。 なぁ井上。もう大丈夫やから。もう俺なんかに気ぃつかわんでもええから。もうこれ以上自分をせめんでええから。お前はもう、自由やで。 俺はそのまま、静かに目をとじた。
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