不名誉な二つ名

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「シン!お前に二つ名をやることにした!!!」 「はぁ!? 二つ名ってランクA以上の人たちが持ってるあの二つ名…?」 …そりゃ二つ名は欲しいけど、いくら何でも突然すぎるだろ… 「はっ!このバカ弟子が! 他にどんな二つ名があるってんだ?」 「だっておれランクCだろ!!」 …ギリギリランクCのおれが二つ名なんて持てる訳ないはずだし…ワケがわからん… 「リスレクト君、正確には二つ名というのはギルドマスターが功績や実力を称えて送る称号なんじゃよ… だから本来はランクに関係ないんじゃが…」 話に全くついて行けないおれにラスコーさんが親切に教えてくれるんだけど… …あのラスコーさん…? あなたは何故にそんな苦虫を噛み潰したような表情をしているのですか…? 突然の二つ名襲名でわけがわからないおれとなんともいえない表情のラスコーさん… そんなふたりを意にも介さずほったらかしで師匠はおれの二つ名を告げる… いつもの見慣れたニヤニヤ笑いを浮かべながら…
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