そいつは突然やってきた

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「お前どこから入った?」 「玄関!」 「不法侵入だろ!ちょっとこい!」 堂々とよく言えるよな… とにかく俺じゃ対応しきれねぇ… 「親父!変な奴が家のなかに…」 「ん?どこにもいないじゃないか」 「ここにいるだろ!」 「冗談はいい加減にしなさい」 「嘘じゃなくて…待てよ!」 なんで見えてないんだ… だって目の前に… 「んもう!離してってば!」 「なんで見えねぇんだよ!」 「ん?精神年齢10歳以下…じゃなくて、対象年齢が18歳以下なだけだよ」 「今精神年齢って…」 「間違えただけだょ~」 「じゃあ18以下なら見えるんだな?」 「………………うん」 「今の間は…まぁいいや。仮にお前がサンタだとして、俺へのプレゼントはどうした?」 「あぁ、自宅だよ」 「えっ!?」 「プレゼント、忘れてきちゃった。テヘッ!」 「テヘッ!じゃねぇよ!今すぐ取ってこい!」 こいつ…忘れといてよく抜けぬけと… 「嫌だよ、めんどいし…自分で行ってきなよ」 「仕方ねぇな、じゃあ住所教えろよ」 「それは無理な相談だね。だって個人情報だから」 「テメェが言ったんだろ!」 なんだこいつ 全く話しが噛み合わない 話してるだけでムカツクぜ… 「ねぇあのさぁ…」
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