982人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
大丈夫、いける。
私は、可愛い。
校門に入って来たところで、私は一歩前に出た。
「おはようございまぁす!」
「─……あ、おはよう…?」
入って来たのは先輩で、私の顔に見覚えがないのか少し驚いてるみたい。
まぁ、仕方ない。
今まで必要限しか教室から出なかったし。
「一年の浜崎 美空です。よろしくお願いしますね、先輩っ」
「あ、うん…」
ミスコンに力を入れて校門前に並ぶメンバーは決まってるから、初めての私に驚いたみたい。
曖昧な返事をしながら、先輩は昇降口へと歩いて行った。
それを見送って、英華の方を振り向く。
「今の、どうだった!?」
「んー、まぁ…感触は良いんじゃない?」
最初のコメントを投稿しよう!