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一緒にいるとどんどん興味が湧いてくる。
食事を終えた俺達は店を出てさっきまで眺めていた海に向かった。
車を停めている駐車場から階段を下るとそこには視界の限りの海が広がっている。
駐車場から海までの僅かな時間。
その時間でさえ俺は美桜に触れていたいと思った。
差し出した手に自分の手を重ねながら美桜は言った。
「ここにはナンパ男もキャッチ男もいないと思うよ。」
苦笑する美桜に俺は答えた。
「小せぇー事は気にすんな。」
俺はナンパ男やキャッチ男がいる心配をしていた訳じゃない。
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