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僕は一年以上前から明日の為の準備を始めていた。
僕の属性は「心」
12歳の誕生日に悪魔が来て命を奪われてしまう定めらしい…
だが、僕は潔く悪魔に命を渡してやるつもりなど毛頭ない。
逆に、この身に悪魔を封じ、生き残るのみならず、力を得てやるつもりだ。
心という厄介な属性に生まれてきたため、僕の人生は散々なものだった。
親父たちも、短い人生を楽しませてやろうと色々としてくれたが、僕の属性は心、制御が出来ていなかった昔の僕は、嫌でも親父たちの心を視てしまった。
僕を楽しませようと、親父達が心の中で悩んでいるのも視えてしまい、親父達を悩まし、苦しませたくないため、僕は親父たちを拒絶してしまった。
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