プロローグ

2/10
1676人が本棚に入れています
本棚に追加
/99ページ
僕は一年以上前から明日の為の準備を始めていた。 僕の属性は「心」 12歳の誕生日に悪魔が来て命を奪われてしまう定めらしい… だが、僕は潔く悪魔に命を渡してやるつもりなど毛頭ない。 逆に、この身に悪魔を封じ、生き残るのみならず、力を得てやるつもりだ。 心という厄介な属性に生まれてきたため、僕の人生は散々なものだった。 親父たちも、短い人生を楽しませてやろうと色々としてくれたが、僕の属性は心、制御が出来ていなかった昔の僕は、嫌でも親父たちの心を視てしまった。 僕を楽しませようと、親父達が心の中で悩んでいるのも視えてしまい、親父達を悩まし、苦しませたくないため、僕は親父たちを拒絶してしまった。
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!