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「そんな顔しないで。ほとりちゃん」
耳元まで顔を寄せ吐息がかかる。
変な声(ふぎゃあ!的な)を出しかけたが、周りにみられたくなくて、自ら口を塞いだ。
もう、十分過ぎるほど周りから変な視線を感じる…が、気にしない。
「押し倒したくなるじゃないか。今、この場で…」
「――――っ!! 黙れ、変態っ」
鳩尾に一発食らわせ、翔は崩れた…。
何事もなかったかのように、小杉の元へ駆け寄っていった。
遠目で見ながら…走り去る背中を見つめ、変態さんは元気に妄想。
小杉が呼びにくるまでひたすら…。
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