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巨大な洋館の前に佇む龍也と咲夜。
「……と、まぁ着いた訳だが…。うん、何だ、その……真っ赤かだなおいwwww目が悪くなるwwww」
咲夜は慣れた口調で言う
「まぁ初めて見た人は皆そう言うわね。さ、中に入るわよ。」
「ほいほい~。」
紅魔館。その名の通り真っ赤で巨大な館である。
この血の雨が降った後のような館に向かって龍也と咲夜はあるいていった。
「は~スゲェなぁ…。初めてこんな立派な洋館見たよ。」
「フフッ、当たり前でしょ。」
咲夜達が門の近くまで差し掛かった所で龍也は何かに気づいた。
「…?なぁ、咲夜さん?なんか門の横で寝てる人がいるけど…」
ピクッ
咲夜の表情が固まった。
「咲夜…さん?」
「龍也?ちょっとそのまま前だけ向いて先行っててくれる?」
「え?どうしt…」
「い い か ら」
龍也が咲夜さんにPADと言った時と同じ笑みを浮かべつつ鬼の形相をしていた。
「は…はい!」
ザシュザシュザシュ!!
\ひにゃあああああ!!/
後ろの方から女の子の悲鳴が聞こえてきたのは気にしないでおこう。いや、気にしてはいけないし、見てもいけない。
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