髪紙神

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テーブルの上にある一枚の紙、 [婚姻届] 実物初めて見た… 赤西、わざわざ市役所に取りに行ったのかな? 紙を手に取って、ジッと見つめる。 「おい、バカ西なんでお前がこっちなんだよ?」 [夫]と書かれたとこに、すでに[赤西仁]と名前が書かれている。 その横の[妻]というところは空白。 「えっ?だって俺が夫でしょ?」 「はあぁ!?俺が夫じゃないの?なんで?」 「だって、たっちゃん女みたっ…ぐはっ」 最後まで言わすかバカ、バカの腹に思いっきり拳をぶつけた。 誰が女みたいなんだよ、バカ西。 「たっちゃ、ちょっとは手加減してよ!」 「はあぁ?うるさいバカ西」 お腹を押さえて痛そうにしてる。 「ボクサーは人殴っちゃダメじゃん!」 「俺まだプロじゃないし」 「たっちゃーん」 泣きそうな声出すな、一発殴っただけでそんな苦しそうにするな。 .
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