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ナレーター
「ここはシエル村。皆が楽しく…そして穏やかな雰囲気の漂う村。この村唯一の子供…ジュードは剣の稽古をサボり木陰でねっころがり空を見上げていた…優しく吹く風が心地好く、つい眠ってしまったのだ」
ジュード
「…はぁ…お腹空いたな…昨日のシチューの残り…ないかなぁ」(空腹感から弱々しく情けない感じで呟き)
ナレーター
「ゆっくりと起き上がり小さな我が家へ向かった。母子家庭でジュードは母・エセルダと2人で住んでいる。家の扉を開けるとシチューの香りが漂い食欲をそそられる」
ジュード
「ただいまぁ~…お腹空いた~」(空腹で力のない弱々しさを)
エセルダ
「あら?剣の稽古もしていないのにお腹が空くなんておかしいわね」(嫌味を込めて呟き)
ジュード
「…え!?」(気付かれていないと思っていた事実に鋭いツッコミをされ驚き)
エセルダ
「アンリ先生がわざわざ家に来てくれたのよ?ジュードのこと心配してね…。早くアンリ先生のところに行きなさい」(サボった息子に呆れながら注意し)
ジュード
「稽古は……後で行くよ!!」(最初小さく呟き、後半逃げながら)
エセルダ
「あ!!ジュード!!……はぁ…育て方を間違えたのかしら…貴方がいたら…あの子はどう育ったのかしら…」(逃げる息子に怒鳴り、思い悩むように呟くと亡き夫の姿を思い浮かべながら小さく呟く)
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