298人が本棚に入れています
本棚に追加
/324ページ
2009年9月30日、
タイ時間15時、
私は生きてる証を求めてバンコクへきた。
初めての、スワンナプーム国際空港に到着すると、私は金髪で南国風な女性のことが気になっていた。
一人の綺麗な女性を…
彼女も私のことを気にしているのが感じられる。
荷物を受け取ると彼女も私と同じ、C出口へ向かった。
初めてのバンコクは彼女との出会いから始まった。
今回の格安ツアーは男ペアーと女30代ペアーに、金髪の彼女と私の6人で組まれていた。
自然と一人旅同士が、バス内は同じ席になり話が弾む。
ペアー組は私達をカップルだと思っているようだ。
ホテルのチェックインで個々の鍵を受け取ると、女ペアーの攻撃が始まった。
『え~夫婦かと思ってた。どんな関係?』
『空港で初めて会ったよ』
女ペアーは同時に驚いた。
部屋の鍵には1602と書いてある。
彼女は1601隣同士だ。
エレベーターは16階へ向かう。
ペアー組は9階で降りて行った。
彼女は35才位で色っぽい。
私は胸が熱くなるのを感じた。
エレベーターの隣が彼女の部屋だ。
明日の朝食と寺院への観光を約束し部屋へ入った。
凄い部屋だな~
最上階で部屋は広く大きな窓からは、
バンコクの夜景が一望できる。
彼女も見てるのかな~
話がしたいな…
これだけの条件が揃えば行かないと…
もしかして彼女も同じ思いを…
しかし彼女には旦那様がいる。
犬を数匹飼っているので一泊以上の旅は一人で来るらしい。
旅の最中は気持ちが熱くなるので注意が必要だ。
海外で知り合い日本で会ったとしてもイメージが崩れるだけだ。
旅の良い思い出にしておこう!
この先もし彼女が居なかったら…
私は無事に日本へ帰れたのだろうか?
彼女の一言で私は、タイを出国できた。
彼女の優しさと魅力に…
私の心は…
深く吸い込まれて行く…
最初のコメントを投稿しよう!