微笑みの国

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2009年9月30日、 タイ時間15時、 私は生きてる証を求めてバンコクへきた。 初めての、スワンナプーム国際空港に到着すると、私は金髪で南国風な女性のことが気になっていた。 一人の綺麗な女性を… 彼女も私のことを気にしているのが感じられる。 荷物を受け取ると彼女も私と同じ、C出口へ向かった。 初めてのバンコクは彼女との出会いから始まった。 今回の格安ツアーは男ペアーと女30代ペアーに、金髪の彼女と私の6人で組まれていた。 自然と一人旅同士が、バス内は同じ席になり話が弾む。 ペアー組は私達をカップルだと思っているようだ。 ホテルのチェックインで個々の鍵を受け取ると、女ペアーの攻撃が始まった。 『え~夫婦かと思ってた。どんな関係?』 『空港で初めて会ったよ』 女ペアーは同時に驚いた。 部屋の鍵には1602と書いてある。 彼女は1601隣同士だ。 エレベーターは16階へ向かう。 ペアー組は9階で降りて行った。 彼女は35才位で色っぽい。 私は胸が熱くなるのを感じた。 エレベーターの隣が彼女の部屋だ。 明日の朝食と寺院への観光を約束し部屋へ入った。 凄い部屋だな~ 最上階で部屋は広く大きな窓からは、 バンコクの夜景が一望できる。 彼女も見てるのかな~ 話がしたいな… これだけの条件が揃えば行かないと… もしかして彼女も同じ思いを… しかし彼女には旦那様がいる。 犬を数匹飼っているので一泊以上の旅は一人で来るらしい。 旅の最中は気持ちが熱くなるので注意が必要だ。 海外で知り合い日本で会ったとしてもイメージが崩れるだけだ。 旅の良い思い出にしておこう! この先もし彼女が居なかったら… 私は無事に日本へ帰れたのだろうか? 彼女の一言で私は、タイを出国できた。 彼女の優しさと魅力に… 私の心は… 深く吸い込まれて行く…image=362248109.jpg
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