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サムサコン県オアミノイ
年の大半をコンケンで過ごすと移住している日本人も同じことを話すが、日本で生活しているのと同じ気分になる。
バンコクを歩いていても名古屋市内を散歩しているようだ。
彼女に、結婚するのはまだ早いと話すと電話連絡も少なくなり考え始めたようだ。
距離が遠くなったり近くなったりの繰り返しが続くんだな~
彼女の友人が車でバンコクへ行くと言ってるのでモーチットまで同乗させてもらった。
まだ連絡してないが、リンの家へ遊びに行くことにした。
この家は何回来ても本当のタイへきた気分になれる。
洪水の生々しい傷跡は残っているが、みごと回復している。
あたり一面は海のようになっていたらしく家財道具も一部流されたが…
面白かったらしい…!?
1月のコンケンは寒いが、サムサコンはバンコクより少し下になり真夏だ。
リンはアメリカでタイマッサージをしているようだ。
弟に電話があり変わってもらった。
『鉄人…元気、会いたいよ、シカゴいるよ、自分でマッサージ店を始めるよ、会いに来てよ』
『リン…夢が叶えそうだね!頑張ってね、応援してるよ』
まだ彼女は経営者になりたいようだ。
大兄のアパートは満室で、商売も右肩上がりで伸びているそうだ。
姉が経営して売上を伸ばしていた店を、5月には弟の新しい奥さんに引き継ぎ、子供が3人の弟の為に経営を譲っていたが奥さんは…
お金を持って…
逃げ出したらしい…?
また姉が経営を始め部屋も大幅に変えていた。
半年で部屋も家族構成も変化するので理解に苦しんでいたが、今は普通に思えてきた。
やはり日本人がタイで暮らすなら、他人のことは深く考えないことだ。
日本人がタイ人の為に何かをしてあげても価値観が違い喜んでくれる人が少ないだろう?
物を渡すより日本人ならお金だ。
ステイさせてもらってるので気を使うことも日本人の気遣いは、おせっかいになる場合もあるので注意したい。
NPO活動で孤児院に来た女性も気遣いに困っていた。
タイへ来たなら自分の好きなことをして遊び、相手からの褒美の言葉を期待する気遣をしないことだ。
やるのなら中途半端はダメだ。
サコナコンでは、トコトン掃除した。
店の陳列棚も大幅に移動し、床が光るまで磨いた。
光る床に土足で上がるが、上がれなくなるまで目の前で磨く。
相手が私の目を伺うまでトコトンやりきる。
やっと教頭先生をしている彼女の父親も靴を脱ぎ始めた。
これが本来の…
日本の教育だ…
かな?
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