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「元気じゃないですか?」
「そうなんだよ、けど一応車にぶつかった訳だから、山崎先生に診てもらおうと」
「俺も暇じゃないんですよ?」
「子供一人診るぐらい別にいいだろ?」
「あの、僕元気なんで、お医者様に診てもらわなくても大丈夫ですよ?」
「せっかく来たんだから診てあげますよ」
ため息をつきながら、
しょうがないから診てあげますよって感じに言ってきた。
「注射しない?」
そう僕が聞いた瞬間、旦那様は笑っていた、
白衣の人は驚いたような表情をした後、
ニヤニヤと意地の悪そうな笑みをした
「注射は嫌いですか?」
「嫌い」
「大丈夫、注射は打たないよ。」
そう言って小さな折りたたみの椅子を二つ出した。
「この椅子に座って、とりあえず診ますね、スーツ脱いでワイシャツのボタン外して」
「はい」
注射はしないという言葉に安心して、
言われた通りスーツを脱いで、椅子に座った。
僕が椅子に座ると、白衣の人も椅子に座り
聴診器を出し、僕の胸にあてるた。
なんかひんやりして気持ち悪いな。
聴診器を宛て終えると、
「これは大変です!貴方は病気にかかっていて、注射をしないと、治りません」
えっ!?
棒読みな感じでニヤニヤ笑いながら、
言われたって信用出来ない。
てか突然なにを言いだすの!?
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