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レイナ「元々プラドはナナが作ったバンドでしょ?ナナがプラドのメジャーデビューを決めたときから私たちはナナの気持ちを一番に考えようって決めてた。だから私たちが勝手に上の人間に意見なんか言えなかった。」
ナナ「……レイナ。」
レイナ「でも、ナナが今の私たちへの事務所の考え方が気にくわないってんなら、いくらでも噛みつくわよ!」
ナナ「レイナ…。そんな風に考えてたの?」
レイナ「だって、私達が、ナナが大好きなこのバンドを私達の勝手な行動で壊すわけにはいかないでしょ?」
レイナさん…。レイナさんの目には涙が溜まって、今にも溢れだしそうになっていた。
ナナ「ごめんっ!レイナ達がそんな風に考えてたなんて。私ばっかが辛いみたいに言って…。逃げ出して…。」
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