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「ええ、そのようですが。アチラが情報を開示してくれない限りはなんとも」
「だが、先ほどから計測機を使わずとも私の肌が感じて圧迫されるような魔力。十中八九ロストロギアで間違いないだろう」
シグナムのその言葉を聞いた瞬間、フーリエの顔が曇る。
彼女は幼い頃にロストロギア関連の事件で管理局の魔導士であった両親の亡くしているのだ。
「まだ、大きな事件事故の連絡は来ていない。それなら起きる前に片付けてしまおう」
「はい」
その直後、二人のもとに第７臨海空港での強大な魔力反応をともなった火災の情報が訪れるのであった。
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