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奈雲「うわっ!?何すんだよ、羽塚!」
それと同時に、明科と引き離された。
何か…首元掴まれてさ?
宙吊り状態何ですケド…。
オレって男じゃないみたいじゃん、これじゃあ…。
だってさ、男に男が持ち上げられちゃうってどーよ。
オレ屈辱だわ…。
羽塚「だからっ!しっかり考えてってば!奈雲可愛いんだから!自覚しなよっ、この馬鹿奈雲!」
奈雲「羽塚の馬鹿野郎!朝だけで、何回オレに怒ってんだよっ……ムカつく……ッ」
オレは、羽塚に怒られる事が悔しくて、泣き出してしまった。
羽塚「…………っ!!?」
"ゴクッ……"
その時に、周りから喉が鳴るのが聞こえた。
でも、オレには気にしてる余裕なんかなかった。
羽塚「(ヤバい…奈雲の泣き顔はヤバい…。オレの理性が………よし、この作戦で行こう)」
羽塚「奈雲。顔上げて」
奈雲「ん………?」
オレは、羽塚の優しい声色につい顔を上げてしまった。
奈雲「―――――ぅんっ?!」
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