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あれから、どれだけ経っただろうか。
「あぁ…んっ…」
「さとし…」
2人の額からは汗が滴り落ちる。
「も、もう…」
「ダメだ。まだするんだよ、さとし」
「あぁあっ…恵介さんっ」
それから、30分ほど経った頃…
部屋の電話が鳴った。
だが、2人は眠っているため出ることはない。
「あれ?智、シャワー中かな?」
「なに?サトシ出ねえの?」
「ああ、恵介も出ねえからな。さては、激しくヤッたかな?」
「「まさか~っ」」
その後、夜になってから光の家を出る2人。
「今日は、ありがとう」
智と高浜先生は、光にお礼を言った。
「ああ。てか…恵介、何回ヤッたの?」
「なっ…!?」
顔を真っ赤にする智。
高浜先生は、ジロッと光を見た。
「ジョーダン!ジョーダンだよっ!!」
「じゃあ、おやすみなさい」
「「「おやすみ~」」」
手を振って、智と高浜先生を見送る3人。
2人並んで歩いていると 智が、高浜先生に声をかけた。
「恵介さん」
「なに?さとし」
ピタリと足を止めると
智は、高浜先生の顔を見つめた。
「…恵介さん、ずっと一緒にいてくださいね」
高浜先生は、微笑んだ。
「もちろんだよ。
さとしこそ、僕が歳をとったからって離れないでくれよ?」
「はい」
互いに見つめ合うと、2人は再び歩き始めた。
END
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