孤独唄(ひとりごと)

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愛することがわからない 灰の積もったこの路地裏で呟き続けるひとりごと 愛された記憶をなくした 羽をもがれた烏の如く 呟き続けるひとりごと 愛する意味さえ失った 今宵いつかの満月の下 呟き続けるひとりごと 愛をなくしたこの街で 奇跡をまだ信じながら 呟き続けるひとりごと あなたの愛する人々は 真実のない獣達 偽りの皮をまとって 真実を求む獣達 もし真実があるのなら 悲しい唄を止められただろう
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