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side 城下街鳳仙
某県某市の端っこにとある一軒家があった
その家は別に変わった点はなく、いたって普通の家だった……
しかし、問題は家族構成である
その家の長男、城下街 鳳仙(きしまち ほうせん)は普通の中学三年生なのだが…
見た目幼女の母親、城下街 春(きしまち はる)に、某北斗神拳伝承者にそっくりの父親、城下街 ケンシロウ(きしまち けんしろう)
謎多きブラコンの姉、城下街 晦日(きしまち みそか)に空気のおばーちゃん。
一番厄介なのが居候の幽霊、北本 春魅(きたもと はるみ)だ。
こんなデンジャラスな家族をもつ鳳仙の日常は毎日が忙しい
今日も、忙しいなかに日常でしか味わえない楽しみを見つける───筈だった
鳳仙「さて、行って来まーす」
春「行ってらっしゃい!!」
漫画家である春に見送られ、家を出て、学校に向かう鳳仙
鳳仙「……ん?」
道中、何か不吉な物を感じた
鳳仙(なんだか寒気がする……気のせいであって欲しいな…)
立ち止まり、辺りを見渡す鳳仙
鳳仙「………ッ!?」
そこで彼は気付いた
町が静か過ぎると……
しかし、時は既に遅かった……
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